Business
事業内容
橋を架け、道をつなぐ。
見えない強さを、私たちの手で。
Introduction
PC製造事業
見えない強靭さを造り出す
インフラを支える
製造のプロフェッショナル
橋梁や高速道路など、社会インフラの骨格となる「プレストレスト・コンクリート(PC)」。
濵野工業は、株式会社日本ピーエス様の協力会社として、この重要部材の製造を専門とする技術者集団です。
巨大なコンクリートを扱う現場で求められるのは、「ミリ単位の精度」と「一切の妥協を許さない手仕事」。
私たちは、国境を越えた少数精鋭のチームワークと長年培った熟練の技で、安全で強靭な未来のインフラを根底から支えています。
What is PC?
そもそも「PC」とは?
コンクリートの弱点を克服した
見えない「力」の秘密
PCとは、「あらかじめ(Pre)圧縮する力(Stress)を与えられたコンクリート(Concrete)」の略称です。
古くからインフラに使われてきたコンクリートには、「押される力(圧縮)には非常に強いが、引っ張られる力には弱い」という致命的な弱点がありました。重い荷重がかかってコンクリートが下方にたわむと、下側が引っ張られて「ひび割れ」が生じてしまうのです。
この弱点を補うために生まれたのが「鉄筋コンクリート(RC)」ですが、RCは中に鉄筋を入れることで「壊れること」は防げるものの、荷重による「ひび割れ」自体を完全に防ぐことはできませんでした。
そこで開発されたのが「PC」です。
PCは、コンクリートの中に「PC鋼材」という特殊で強力なワイヤーを通し、それをあらかじめ強く引っ張った状態でコンクリートと固定します。すると、ワイヤーがゴムのように「元に戻ろうとする力」が働き、コンクリート全体を常に両側からギュッと圧縮し続ける「見えない力(プレストレス)」が生まれます。
このあらかじめかけられた圧縮力によって、上にどれだけ重い車が乗っても、コンクリートが引っ張られる力を打ち消し、「ひび割れが全く発生しない」「寿命が圧倒的に長い」「断面を薄く(軽く)できる」という、魔法のような強度を実現しているのです。


プレストレスの
「2つのつくり方」
この「見えない力(圧縮力)」をコンクリートに与えるには、大きく分けて2つの製造方式があります。濵野工業では、製品の特性に合わせて最適な方式で製造を行っています。
◎ プレテンション方式
コンクリートを型枠に流し込む「前(プレ)」に、あらかじめPC鋼材を強く引っ張っておく方式です。コンクリートが固まった後に鋼材を引っ張る力を解放することで、コンクリートとの付着力によって全体に圧縮力を与えます。主に工場で大量生産される、比較的小型の部材(プレキャスト部材)に適しています。




◎ ポストテンション方式
コンクリートを流し込んで固めた「後(ポスト)」に力を与える方式です。あらかじめコンクリート内に空洞の管(ダクト)を埋め込んでおき、固まった後にその管にPC鋼材を通して強く引っ張り、端の専用器具で固定して圧縮力を与えます。大型の製品や、工事現場で直接コンクリートを打つ構造物にも適用できる方式です。




Products
濵野工業が製造する主なPC製品
私たちは、橋の構造や用途に合わせて、以下のような多様なPC部材を製造しています。いずれもミリ単位の精度が求められる、インフラの要です。
◎ T桁〔プレT〕
◆ 特徴・形:
断面がアルファベットの「T」の形をしたPC製品 。軽くて丈夫で、運搬や設置がしやすいのが特徴です 。
◆ 何の部品?:
橋を下から支えるメインの梁(主桁)となります。
◆ どこで使われる?:
一般的な道路の橋(比較的短い距離)や、鉄道の立体交差など、私たちの生活に最も身近な場所で広く活躍しています 。
◎中空床版桁〔ホロー桁〕
◆ 特徴・形:
四角い桁の内部に円筒形の「空洞(中空部)」を設けた製品です 。強度を保ったまま重さを劇的に軽くできるため、桁の厚み(高さ)を薄く抑えることができます 。
◆ 何の部品?:
橋の「梁」と、車が走る「床」の役割を一体化させた部材です 。
◆ どこで使われる?:
川面や道路からの空間に余裕がなく、橋を薄く作りたい場所や、橋の下に足場を組むのが難しい場所での工事に最適です 。
◎ 合成床版桁〔コンポ桁〕
◆ 特徴・形:
工場で頑丈な「土台」だけをPCで造り、現場に設置してから上にコンクリートを追加して一体化させる製品です 。
◆ 何の部品?:
現場で完成させる橋の「強力な主梁(基礎)」となる部材です。
◆ どこで使われる?:
交通量の多い幹線道路や国道、またはカーブが連続するような複雑な地形の橋など、現場の状況に柔軟に合わせて強度を出したい場所で使われます 。
◎ PC床版〔pcapc床版〕
◆ 特徴・形:
薄くて平らな板状(スラブ)の部材です 。薄型でありながら非常に高い強度を持ち、工場で製造されるため品質が安定しています 。
◆ 何の部品?:
車や人が直接乗る、橋の「床(道路のすぐ下)」の板です 。
◆ どこで使われる?:
新しく造る橋の床としてはもちろん、近年急増している「高速道路の老朽化した床版の架け替え・補強工事」で、古い床の代わりとして大活躍しています。
Works
プロジェクト参画実績
※当社は日本ピーエス様の協力会社として、PC桁等の製造を担当しております。